ファシリテーションとは、集団の活動が円滑に進むようにサポートする技法のことである。
外と内、ファシリテーションには2つの側面がある。
外的なサポートとは、活動の場所の準備、段取り設計、場の進行サポート、フォローアップである。
内的なサポートとは、参加者一人ひとりの思考、感情、心理的な変化のサポートである。
例えば、問題解決を目的とした話し合いの場面では、話し合いの場の準備→参加者の発言を促す→意見を整理→問題解決案をまとめる→実行のフォローアップ、といった一連のサポートの流れがファシリテーションである。
ファシリテーションの役割を担う人を「ファシリテーター」と呼ぶ。
話し合いは、「共有→発散→混沌→収束→共有」の5段階を経て行われる。
最も重要なのは共有段階と発散段階である。
共有段階では、話し合いの目的とルールが明確に共有され、発散段階では、全参加者の意見が集められることが重要である。
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